こんにちは進藤アランです。
NHKで放送されている「恋せぬふたり」というドラマを知っていますか?
このドラマを見てアラフォー男の進藤は衝撃を受けました…。
あ、これは俺のことだわ…。
岸井ゆきの×高橋一生 W主演 ―――恋愛しないと幸せじゃないの? 人を好きになったことが無い、なぜキスをするのか分からない、恋愛もセックスも分からずとまどってきた女性に訪れた、恋愛もセックスもしたくない男性との出会い。 恋人でも…夫婦でも…家族でもない? アロマンティック・アセクシュアルの2人が始めた同居生活は、両親、上司、元カレ、ご近所さんたちに波紋を広げていく…。 恋もセックスもしない2人の関係の行方は!?
ドラマ「恋せぬふたり」公式HPより
※アロマンティックとは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。アセクシュアルとは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人を、アロマンティック・アセクシュアルと呼ぶ。
私は40年生きてきて、正直恋をするという感情がわかっていませんでした。
ずっとモヤモヤした感情を抱えたまま生きてきたのです。
そんなアラフォー男がふと見たドラマで知った言葉が
「アロマンティック」
今日は私のアロマンティックエピソードを話したいと思います。
アロマンティックの初恋?
私が小学生の頃の話になります。誰にでも優しく、顔もイケメンだったので女子から告白されるイベントがよくありましたが、正直なにがなんだかわかりませんでした。小学生男子ですから。
当時はスーパーファミコンの事しか考えていませんでしたww
中学生になり、みんな思春期に突入していきます。私もニキビと闘いながら過ごしていました。
そうするうちに、ふと気が付くとどうやらみんな「初恋」というものをしているようでした。
そんな中、私はと言うと、プレイステーションの事しか考えていない中学生でしたww
なんとなく初恋、恋愛というものをしなきゃいけない「空気」?
そんな感覚に囚われて、ぐるっとクラスを見渡して…
「よし、あの子にしよう。」
と、一人の女子が今日から好きなんだ。という設定にすることにしました。
(ちなみにショートカットの自分より背が高い子でした)
今考えると異常ですよねwwみんなどうやって恋に落ちていくんだろ?
どうやら自然に「好き」になるらしいのですが、私にはわかりませんでした。
わりとモテてしまうタイプなので、すぐにその子とは良い感じになりましたが、
あれはなんだったのか?今でもちょっとわからない不思議な体験でした。
アロマンティックの失恋?
出会いもあれば別れもあります。数人彼女と呼ばれる方と一緒に過ごす時間もありましたが、
色々な理由で別れもありました。失恋はつらい体験です。
いや、つらい体験らしいです。
失う恋と書いて失恋ですが、そもそも失う恋がないのでなんの感情もありませんでした。
別れを切り出されても「もう会えないのかぁ、残念」という気持ちはありますが
5分後には忘れている状態です。そもそもどうして彼女が居たのか?理由はずばり彼女が居ないという状態はなんだか負けというか…世間の「どうして彼女つくらないの?」という空気に飲み込まれていて、彼女を無理やり作り出していた感覚だと思います。
彼女ができたらめちゃくちゃ大切にして、気を配って理想の彼氏になろうと必死でした。
こうする事が「恋愛」なのだろうと思っていたからです。ただその子が好きだからしてあげたいではなくて、してあげなくては!これが恋愛なんだ!という義務感に近い感覚でした。
アロマンティックの結婚について
私は結婚するのは早かったです。21歳の事でした。よく出来ちゃった婚?と聞かれますが
出来ちゃった婚ではありません!wwその時付き合っていた子と同棲をしていてそのまま流れで気付いたら結婚していました。プロポーズをした覚えはなかったのですが…。
そんなこんなで子供もできて、私、妻と二人の男の子の4人家族になりました。家事や育児も頑張って理想の旦那になろうと努力をしました。タバコ、酒、ギャンブルもやらず、月のお小遣いも数百円。
掃除や洗い物、洗濯に風呂掃除までフルタイムで働きながら頑張りました。育児も分娩と母乳以外はすべてやりました。検診も息子をつれて、パパと二人で行っていました。付き添いで来ているパパは数名いましたが、パパのみは居なかったと思います。
なんだかんだありまして、離婚する事になりました。息子たちは置いて出ていく元嫁。
今考えると、すべてやりすぎて存在意義を奪ってしまっていたのかもしれない…と離婚から10年考えることがあります。やはりモチベーションは理想の夫にならなければという義務感でした。
アロマンティックの女性
離婚後に周りから言われる「再婚しないの?」「彼女つくらないの?」という沢山の声にまた流されて
彼女つくらなくちゃと思い、マッチングアプリを始めてみました。子供もいて遊び歩いたりできなかったので、家でできる婚活・恋活はマッチングアプリだったのです。
マッチングしてお話して、ランチに行って…を数人繰り返した時に、ある女性に出会いました。
「私、人を好きになった事がないんですよね~」と話していた20代の女性。その子も周りの結婚へのプレッシャーで婚活をしていたそうです。お互いにわかる~!って共感したのを覚えています。今考えるとあの子も「アロマンティック」だったんだろうなぁと思います。
アロマンティックとアセクシャル
アロマンティックとセットになっている事が多い「アセクシャル」という言葉。
アロマンティックが恋愛感情が無いのに対して、アセクシャルは性的に惹かれない事です。
私はと言いますと、性的には惹かれますww恋愛感情がないので性的にしか惹かれないのです!ww
このように色々なセクシャルがミックスされて、恋愛感情がない「アロマンティック」性的に惹かれない「アセクシャル」恋愛感情も性的にも惹かれない「アロマンティックアセクシャル」と色々な方が居るようです。アセクシャル同士のカップルってなんか素敵。
アロマンティックについて知りたい
アロマンティックという単語を知ってから沢山のサイトを見て回りました。
「恋をしない私はおかしい?」「私はサイコパス?」とずっとモヤモヤして生きていましたが
知れば知るほど、俺ってアロマンティックだったのか!と呪いが解けたような気分になりました。
もう恋をしたふりをしなくてもいい。そう気が付くと一気に心が軽くなりました。
アロマンティックについてもっと詳しく知りたい!という方はこちらのブログがおすすめです
コメント
読ませる文章で非常に興味深い内容でした
私は全く別種類の人間で、逆に愛情を非常に注ぐ、注がれることがないと駄目な人間です
元カノで今回の記事に当てはまる節のある女性がいました
当然上手くいかずに別れたのですが、別れたことはお互いに良いことだったと改めて記事を読んで思いました
周りに流されずに自分の心のままに生きれるアランさんがとても素敵です☺
応援しています✨